さくぱんだの日常

さくぱんだの日常

日常のあれこれを振り返り、感じたことや考えたことを気ままに綴っています。

生い立ち〈高校生編〉

こんばんは。さくぱんだです。

今日も、かなり疲れてしまいました。でも、金曜日が終わってホッとしているのと、大好きなものを2つも食べられたので、ちょっと嬉しい気分です。ちなみに、大好きな食べものというのは、あんことヨーグルトです。

今回は〈高校生編〉ということで、高校生活についてお話します。高校での3年間は、自分の中で『黄金期』と呼んでいます。それは、中学時代とは打って変わったように毎日が本当に楽しくて、これまでの自分を自身の力で変えることができたからです。どの年のことを振り返ってもあったかい気持ちになるような思い出がたくさんあって、今の自分を支えていると言っても過言ではないくらい、本当に27年間の人生の中で1番キラキラ輝いていました。いじめられた過去をバネにして、強く生きようと決めた頃でもあって、すごくエネルギーに満ち溢れていたなぁと思います。

 

高校に上がり、中学の時のように辛くて苦しい毎日を送るのは嫌だなと思っていた自分は、入学と同時に「どうすれば楽しい毎日を送ることができるんだろう?」と考えました。そして、「よし!毎朝クラスの女子のみんなに挨拶をしてみよう!」と決意して、実行しました。そう決めてからは、本当に毎日1人ひとりに「おはよう~!」と声をかけて、全然知らない校区から通学している子たちとも友達になることができました。中学での苦い経験から、高校では部活に入らず、帰宅部として放課後の時間を有意義に使っていました。ほぼ毎日図書館に入り浸り、英語や数学、古文などの出された課題をやったり、守護神(=守り神のようにいつも図書館にいるおじいちゃん先生)とのんびりおしゃべりをしたり、化学の実験室で授業のおさらいをしたり、誰にも邪魔されず自分の好きなことをできるのが本当に楽しくて、なるべく家で過ごしたくないという理由もありましたが、何より学校にいる時間が大好きでした。また、先生やクラスメイトの前で明るく無邪気にふるまっている自分のことも大好きだったんだろうなと思います。

中学の時に通っていた塾を辞めてしまってからも、勉強をすることはすごく好きで、自分の知らないことを習って、知っていることが増えていく過程そのものが面白いなと感じていました。答えがいくつも考えられるもの(現代文、古文、漢文)やまるっと暗記するもの(地理、世界史、日本史)はすごく苦手でしたが、答えが1つに決まっているもの(数学、化学)や興味のあるもの(英語、生物)は問題を解くのがとても楽しかったです。分からない部分があると、その科目が得意なクラスの子に教えてもらったり、担当教科の先生のところへ行って質問をしたり、当時の自分にとっては一生懸命勉強をして、良い成績をとることが全てでした。実際に、中間や期末のテストが終わって学年ごとの順位が出ると上位にいることも多くて、そうして数字で見て分かることで自分の頑張りが認められたような気もして、その結果があってこそ自分自身の価値があるようにも感じていました。

一方、家での自分は学校にいるときとは全く違っていました。姉と兄はすでに家を出てしまって、母と2人で暮らしていました。中学の部活でのいじめ事件以来、母との仲はますます悪化していて、まともに会話をすることすらありませんでした。高校に入ってからお弁当を持っていくことになったときには「自分で作るから。」と言って、自分のことは自分でできるようになろう、1人でも生きていけるようになりたいと、なるべく母を頼ることはしないようにしていました。また、ここにはとても書けないような暴言を吐いてひどく傷つけたこともありました。当時の自分は無意識に2つの人格を学校と家とで使い分けていて、学校にいるときの自分が天使だとすれば、家にいるときの自分は悪魔のようでした。そうすることで、自分の中で精神のバランスを保っていたのかもしれません。この時期に出会ったスクールカウンセラーさんから言われたことで、よく覚えているのは「あなたは自分のことがよくわかっているのね。」という言葉です。きっと、自分でも”何か欠けているのかな”と気付いていたんだと思います。

 

振り返ってみると、学校と家という場面が思い出されて、部活に入っていなかったこともあってか、自分の世界はすごくすごく狭かったんだなぁと痛感しました。それでも、高校時代に出会った先生や友達は、本当に本当に大切な宝物として記憶の中にあるんだなということも実感しました。

 

次回は、〈大学生編〉です。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました♪