さくぱんだの日常

さくぱんだの日常

日常のあれこれを振り返り、感じたことや考えたことを気ままに綴っています。

境界線

こんばんは。さくぱんだです。

今日は、とてもまったりとのんびりした1日でした。「今日は(無理をせずに)外に出ないでおこう。」と決めて、お家の中でゆったり時間を過ごすことができたのがすごくよかったです。最近になって体調や気持ちの面で少し下降気味だったのが、なんだかちょっとエネルギーが回復してきたようにも感じています。たまにはこんな日があってもいいかなと、これまで以上に自分で自分に優しく許可を出せたような気がしています。もう十二分に甘くしていたつもりだったのですが、(もう27年の付き合いになるのに)自分のことはなかなか掴み切れないみたいです。でも、今はそれもまた楽しくて面白い!なんて受け止め方ができるようになってきたかなという実感もあります。

 

今回は、まず最初にとある2冊の本についてご紹介したいと思います。タイトルは、『アダルト・チャイルドが自分と向きあう本』『アダルト・チャイルドが人生を変えていく本』です。これらはペアで読むことを推奨されていて、前者では現在~過去~現在に焦点を当てているのに対し、後者は現在~未来をテーマとしています。

アダルト・チャイルドが自分と向きあう本

アダルト・チャイルドが自分と向きあう本

  • 作者: アスク・ヒューマン・ケア研修相談室
  • 出版社/メーカー: アスク・ヒューマン・ケア
  • 発売日: 1997/03/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 7人 クリック: 26回
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アダルト・チャイルドが人生を変えていく本

アダルト・チャイルドが人生を変えていく本

  • 作者: アスク・ヒューマン・ケア研修相談室
  • 出版社/メーカー: アスク・ヒューマン・ケア
  • 発売日: 1997/10/15
  • メディア: 単行本
  • 購入: 7人 クリック: 18回
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 自分がこの本(下の『アダルト・チャイルドが人生を変えていく本』のほうです。)を手に取るのは2回目なのですが、記憶が再生されるように内容がすーっと頭に入ってきて、あっという間に読み終えてしまいました。実際は、本文の途中にワークがいくつか用意されていて、それをするには結構時間が必要かなと思います。(初回時にやってみたということで今回は省略しました。)また、本当は1冊目を使って「自分と向き合う」作業をしてから、のちに2冊目でどうやって「人生を変えていく」か考えるヒントをもらおうとしていたのですが、図書館の貸し出し状況によりやむを得ず、後半だけをおさらいしました。なんだか不完全燃焼のような気もしていますが、ここで、これからの自分が生きていくうえで役に立ちそうな内容について触れてみることにします。

 

この本は、アダルト・チャイルド(AC)にとって「境界」を学ぶことはすごく大切だというお話から始まります。(※ACの定義や概念については、とっても重要なことだと考えているので、後日こちらに追記をするか or 別の記事で取り上げようか考え中です。もし興味のある方がおられましたら、念のためにこちらの記事を読み返していただけるとありがたいなと思います。近いうちに何らかの形で必ずお知らせいたします!)この「境界」について本文で表現されていることの中に自分がすごくすてきだなぁと感じたものがあります。それは、“境界線は見えないラインのようなものであって、描き加えたり、消したり、修正したり、相手や状況によって変えられるものである”ということ、そしてその“境界線というのは強固な「壁」ではなく柔軟性があって融通がきくものである”という考え方です。なぜこの部分が1番響いたのかというと、自分のコミュニケーションスタイルでの弱点をずばりと言い当てられたような気持ちになったからです。大学に入った頃からはなんとなく自覚もしていて、今になっても自分は境界をつくることがとっても苦手です。境界線をうまく引くことができないというのもありますが、どちらかというと、まさにこの表現の通り「壁」を作ってしまうことのほうが自分にとっての大きな問題だと認識しています。ACは、子ども時代の家庭環境などが要因となって、自他の境界が混乱していることがしばしばあり、意識的に境界を設定する必要があるというふうにも著者の方は言っています。つまり、自分の境界が侵されている(もしくは他人の境界を侵している)ことに気づかない人が多いということです。このとき、人は不安や怒り、疲れや虚しさなどを味わうのですが、ACの場合はそういった感情のシグナルを抑えつけてしまうことに慣れているため、境界を侵食されていることが感覚的に分からないという人もいるそうです。自分もその中の1人に当てはまるかな?と思い当たる出来事が数えきれないくらいたくさんあります。例えば、クラスや職場に苦手なタイプの人がいると一切近づかない、口も利かないというかたくなな態度をとってしまったり、もうヘトヘトでくたくたに疲れているのに明日に回せそうなお仕事を(上司は自分がやるもんだと期待しているのかなと感じ取ってしまって)必死になってやっつけたり、そんなことが日常茶飯事でした。改めて振り返ってみると、自分を消耗して自分が見えなくなってしまう前に、“感情のサインに気づいてあげる”ことや“境界を適切に設定する”ことが必要だという筆者の考えは、すごく身に染みるように感じます。ちなみに、この本では「境界」についてより理解するために「身体」「感情と意思」「責任」の3つの視点で詳しい説明もされています。それぞれ簡単に解説しようかと意気込んでいたのですが、ここにきてどうやらエネルギーが尽きてしまいました。また後日、もしくはまた別の記事で取り上げることがあるかもしれないなぁとぼんやり考えています。続きが気になるという方がおられましたら、ぜひこの本を手に取っていただけると嬉しいです。パラパラと読みやすくて、言葉選びもとても丁寧にされているなという印象を受けました。最後の最後で本の宣伝をしてしまうと、後味があまりよくない気がしてちょっと気持ち悪いような気がしています。。。

 

まだ完全には本調子でないようです。なんだか惜しい!悔しい!という感情が沸き上がってきました。でも、こういう不完全なものでも「まぁいっか。」と思えたり、(最後のシメはとっても大事だということが分かったから)次からはもっと「よし!できた!!」と自分で納得できるものを楽しく書けるようにコンディションを整えようと前向きに考えられたりすることが、今のうちにもっと上手になりたいなと思います。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました♪