さくぱんだの日常

さくぱんだの日常

日常のあれこれを振り返り、感じたことや考えたことを気ままに綴っています。

生い立ち〈大学生編〉

こんばんは。さくぱんだです。

今日は、朝から寝たり起きたりぐずぐずと過ごしてしまいました。それでも、いつかやろうと引き延ばしていたことをできたのと、偶然に見つけた面白いドラマの1・2話を視聴できたことがよかったです。明日は、やる!と決めたことをその日のうちに必ずできるようにしたいと思います。

今回は〈大学生編〉ということで、ある意味自分の人生を変えることとなる4年間についてお話します。その前に、そもそもなぜ自分は看護師になるという道を選んだのか、その背景を少しまとめておきます。まず、【人間の体と心に興味があって勉強したいと思ったから】です。思い返すと、中学生の頃から人体や心理学についてすごく関心を持っていて、鋼の錬金術師というアニメの影響もあってか、「人間はどんな成分でできているんだろう?」と真剣に考えたこともありました。(ちなみに、アニメや漫画はジャンルを問わず大好きです!)次に、【健康に携わる仕事がしたいと思ったから】です。小さい頃からおじいちゃんやおばあちゃんが大好きで、お年寄りの方を見ていると「老いていって自分1人で何もできなくなったとき何か自分にできることがあればいいな」と、そんなふうに感じていました。また、健康な暮らしやその人らしい生活を守ることは、すなわち社会に貢献することだとも思っていました。最後に、【女性が1人きりでも生きているような職業に就きたいと考えていたから】です。これは、とても現実的でもあって、苦労して3人の子どもを育てた母の姿をずっと見ては「働くってことはすごく大変なんだな。生活に困らない仕事って何だろう?」と考えさせられる日々を送り、漠然とした将来への不安もありました。そのため、高校ではとにかく勉強に専念していました。これらの理由から、自分は『大学へ進学し、看護を学ぶ』という進路を選択しました。

 

大学へ入り、ついに看護学生としての生活がスタートしました。自分が専攻していた看護学科のキャンパスは、東温市という自宅から電車で1時間以上かかる遠く離れた場所にありました。1回生は週3日、2回生は週5日というスケジュールで平日に通学し、3~4回生の間は臨地実習(=自分が住んでいる市内や大学付近の病院や施設などで行う看護実習)があって、1週間から2週間程度各自が現地へ赴き、大学に戻ってグループの報告発表会をするという流れでした。当時は、「絶対に看護師の資格をとるんだ!」という意地みたいなものがあって、どんなに朝が早くても、夜22時を過ぎて終電で家に帰ることが続いても、ただひたすらにその目標を達成することだけを念頭に置いて、テストや実習を乗り越えていたように思います。実際に、看護の勉強(特に病態生理学や老年看護など興味があるもの)はすごく面白くて、いろいろな専門書を参考にして必要な知識をどんどん吸収していく過程は、楽しみながら進めることができました。一方、実習でのレポート作成やグループでの発表資料づくりは本当に大変で、「あ~しんどいなぁ、もう投げ出して帰りたいなぁ」なんてことがぼんやり頭をよぎるくらい辛いこともたくさんありました。何より、自分が1番苦手だったのは病棟という現場での実習でした。小児や救急では患者さまに触れることすらできず、緊迫としたナースステーションでの雰囲気もすごく息苦しくて、毎日いたたまれないような心地がしていました。そんな緊張しきりの中でも、自分1人ではなく担当の教員やグループの仲間たちも一緒に同じ空間で頑張っているんだなと感じることで、なんとかその場は耐えられたんだろうなと思います。

ちょうどその頃、自分は大学のキャンパス内に設けられている「心の相談室」というカウンセリングルームに通い始めました。というのも、1分単位で予定を立ててその通りに行動できないとイライラしてしまう、同じクラスのある人物がどうしても絶対に許せない、といった自身の考え方のくせによって起きている問題にひどく頭を悩ませていて、精神的な負担感や疲労感から少しずつ学生生活に支障をきたしているように感じていたからです。初めてその場所を訪ねたのは2回生のときで、それからは自分の中ではどうやっても解決できないほど困り果ててしまうことがあると、カウンセラーさんにお話を聞いてもらって少し楽になるという繰り返しでした。もともと、中学や高校でも保健室の先生やスクールカウンセラーさんに自分の悩みを聞いてもらうことはあったのですが、大学生になってからはなぜか「自分のことは自分が1番よく分かっているんだ」「自分のことは自分でなんとかしなきゃ」という気持ちが強くて、ようやくそのカウンセリングを初めて受けたときは、もうすでに1人では抱えきれないほど限界がきているという状態でした。カウンセリングでは、今自分が困っていることを伝えて、なぜそう考えてしまうのか?を一緒に考えてもらったり、自分の力ではどうにもできないけどこういう方法をとってみたらどうだろう?と意見をもらったり、とだいたい2週間~数か月に1回のペースで利用しました。その作業は、自分が卒業を迎えるまで続くこととなり、お手伝いしてくださったカウンセラーの先生や静かで居心地の良い「心の相談室」の存在は、大学生だった当時の自分にとって今でもその恩を忘れられないくらい大切で本当にありがたいものです。

 

ちょっと長くなってしまいましたが、こうして大学生活を振り返ってみると、楽しいことも辛いことも半分ずつあったかなと率直に感じています。単純に時間の長さもありますが、やっぱりすごく密度の濃い4年間だったなと思います。

次回は、いよいよラストとなる〈社会人編〉です。

長文にも関わらず、最後まで読んでくださって、ありがとうございました♪