さくぱんだの日常

さくぱんだの日常

日常のあれこれを振り返り、感じたことや考えたことを気ままに綴っています。

脱皮

こんばんは。さくぱんだです。

今日は、朝起きるとなんだか身体が重たい感じがするなぁと感じて、だらだらと過ごしてしまいました。でも、なんとか午前中のうちに図書館に行って本を借りることができました。予定では、午後からは(市立図書館ではなく)県立図書館の自習室へ移動しようかと考えていたのですが、どうも調子がよくないような気がして、お家に帰ることにしました。案の定、お部屋に着いてからはベッドに倒れこむように寝てしまっていて、「あ~今日はやろうと思っていたことがほとんどできていないな。」とちょっと残念な気持ちになりました。ひとまず、深呼吸をして頭と身体をもう一度リセットしたいと思います。“このくらいのことで、くよくよしていたら前に進めない!”と、ちょっとだけ自分にハッパをかけているような気分です。

 

今回は、今日読んだ一冊の中に「脱皮」という言葉があって、すごくいい例えだなと感じて、本文に書かれている文章表現のひとつひとつが、本当に胸の奥にものすごく深く刺さるような内容でした。ちなみに、『がんばりすぎてしまう、あなたへ』というタイトルです。「自分はがんばりすぎてるのかな?(そんなことないない)」と、手に取るのはちょっと気が引けるという方にも、ぜひ読んでいただきたいなと思います。すごく読みやすいというのもありますが、何よりも(宇佐美百合子さんという方の)ストレートな言い回しのどれもが心にぐっと響きます。

がんばりすぎてしまう、あなたへ

がんばりすぎてしまう、あなたへ

 

 この本の中では、「自分にとってもう必要のない価値観から抜け出す」ことを、蛇が成長とともに古くなった皮を脱ぎ捨てて、新しい皮を作るさまになぞらえて、「脱皮する」ことだと言っています。また、自分の中にある思い込みや決めつけによって、変化していくことを自身が妨げているのだとしたら、知性や知恵を総動員して「まだしていない体験を受け入れる」勇気をもってほしい、ということも書いてありました。

読んでいるときに、結構グサっと胸にくるものがありました。それは、“自分自身が変化していくことを拒んでいる=与えられている知性や成長できる機会を無駄にしている”ということなのかな?と感じたからです。そう思うと、「自分はダメなんだ」「また次もうまくいかないかもしれない」と弱気になって、何かに挑戦をしないという選択は、やっぱり“もったいない”ことなのかもしれない、、、と切実な気持ちにもなります。どうやら、自分はとっても単純なので、たった数ページから得られるメッセージにもすぐ影響を受けてしまうようです。というのも、昨日までは「自分が納得していればそれでいいんだ」とか「(変わらずに)そのままでいられる環境を探そう」とか、そんなふうに思っていたのに、今日になって「自分は変えられないって思い込んでないかな?」とか「この仕事は〇〇だから自分にはできないって決めつけてないかな?」とか、そんなことを考え始めたからです。またまたぐるぐるの無限ループに入ってしまいそうなので、いったんストップすることします。

ここで、自分にとってもう必要のない価値観とは何か?について考えてみると、「他人の目や周りからどう思われるかを気にすること」「やりたくない・できないことを我慢してやること」は、もういらないかなと思います。逆に言えば、「誰かに何かを言われても気にしないこと」「難しいときやしんどいときは正直に伝えること」を新しい価値観として取り入れていこう、と思っています。その軸を大切にして、自分が決めたことを一生懸命やっていれば、きっと「よかったなぁ」「しあわせだなぁ」と心から思える日がやってくると信じています。

 

なにはともあれ、どこか複雑な気持ちになることもありましたが、“この本に出会えてよかったな”と純粋に感じています。改めてよくよく考えてみると、「脱皮する」=「殻を破る」なのかなと、それらの言葉は同じような感覚で使われていることにもふと気づきました。まさか、蛇という生き物から生きることの醍醐味を教えてもらう日がくるとは!という予想だにしない発見があって、やっぱり本を読むことってすごく大事だなと思いました。そのことが分かったので、今日は(だらだらしてしまった反省は、土日で取り戻すことにして)よし!とします。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました♪