さくぱんだの日常

さくぱんだの日常

日常のあれこれを振り返り、感じたことや考えたことを気ままに綴っています。

決・断・力

こんばんは。さくぱんだです。

気温がじわじわと低くなって、ますます寒さを感じるようになりました。が!そんな中でも、お部屋にいるときはなるべく暖房を使わないようにしています。「極暖ヒートテック Nウォームのお布団」という最強タッグのおかげでまだなんとか大丈夫です。お仕事でいっぱいいっぱいになっていると前回の記事で書いたのですが、研修担当の方に「〇〇ができていない(まだ教わっていない)のは大丈夫なのか、、、このまま1人前のお仕事を任してもらうのがちょっと心配です。」というふうに伝えることができました。その後、すぐにその部分について詳しくお話を聞いて実際にやってみるという形をとってくださって、とってもありがたい気持ちでいます。終わりの時間を忘れてしまいそうになるくらい、職場に行くこともお仕事ができることも毎日すごく楽しくて、この「いい感じ」をこれからもキープできるようにしたいなぁと思っています。

 

さて、今回はとある本の内容をもとにして「決断力」にまつわるお話をします。今の自分の胸に響く言葉の数々に感動すら覚えてしまうような印象があって、タイムリーでホットなトピックがいっぱいで何回も読み返したくなるものでした。ちなみに、タイトルは『いま、決める力』です。なんだか、受験生や就活生に向けたキャッチコピーみたいだなとも感じて予備校のCMやチラシ広告で見かけるようなフレーズっぽくて、〇ルピスやポ〇リみたいなフレッシュな爽やかさもあるのがとても魅力的です。もしも今、なかなか決めきれないなぁと悩んでいる方決断力のある人になりたい!と思っている方がおられましたら、ぜひとも読んでみてほしいと推し推しの1冊です。

いま、決める力

いま、決める力

 

 よい「決断」をすることがなぜ大事なのかということについて、筆者はその大切さを伝えるために次のようなシチュエーションを想像してみてほしいと問いかけてきます。どんな状況かというと、超豪華なホテル(贅沢な食事・広々としたお風呂・キングサイズのふかふかベッドが付いて、プール・ゴルフ・カラオケなどの娯楽施設が完備され、どんな要望にも応えてくれる優秀なスタッフのおもてなしを受けられる)に、今なら無料で宿泊できます。ただし、“一度チェックインをすると死ぬまで出ることはできず、そこでの生活は何もかも全て(いつどのメニューを食べるか、誰と会ってどんな話をするか、何をして過ごすかなど)一秒単位で決められている” という条件があります。それでも、あなたはこのホテルを利用したいですか?というものです。極端すぎる例えかもしれないですが、この仮定のお話を具体的にイメージすると、「決断しない」ということがどれほど恐ろしいかすごくよく分かると思います。また、この本では「決断」がスタート地点となって《決断⇒行動⇒結果》のサイクルを繰り返すことで人生は成り立つとしており、だからこそ人任せにするのではなく、まずは自分自身で“決断することを決断する”必要がある、というふうにも言っています。つまり、だれかに決められた生き方ではなく、「自分で決断すること」こそが自分の人生の始まりであり、「よい決断」は人生を驚くほどハッピーで潤いのあるものにしてくれる武器となりうるのです。 

では、「決断力」をつけるためにはどうすればいいのか気になるところですが、実は「決断力」は何もしなくても上がっていくというものではなく(まさに筋トレになぞらえて)「決断筋」を鍛えるいくつかのトレーニング方法を実践することによって身につけることができます。本文では、【基礎編】【応用編】【発展編】という形で本当にとっても分かりやすく具体的に解説されているのですが、ここでは「自分だったらこうかな?」と置き換えられそうな内容について挙げてみます。まずは、わらしべ長者決断法』といって、どんなに小さなことでもいいので(例えば、1日1つでも)継続的に意識して「決断」をすることです。決断をすればするほど「決断筋」が鍛えられ、自分で決めることへの抵抗感も薄まっていき、どんどん決断しやすくなります。仮に間違った決断をしてしまったとしても、その経験が積み重なることによって、次からはもっとよい決断ができるようになります。そして、さらに効果的な方法は、そうして意識的に決断した(もしくは決断したい)ことをまわりの人に宣言することです。(筆者によると、心理学の世界では「公開宣言効果」と言われるそうです。自分は初めて聞きました!)このとき、「いつか」ではなく「いつまでに」と期限をつけることも大事なポイントです。自分の場合だと、「明日〇〇しよう!」とこのブログに書くことは、まさにこのトレーニング方法をしていたことになり、振り返ってみると何度も「効果があったな!」という実感があります。友達や知り合いなどが多くて交友関係の広い方は、その決断を(実行する期限と合わせて)たくさんの人に頻繁に伝えるというやり方も効果絶大とのことです。

次に、『ファースト「だけ」アクション』といって、自分で決断することに恐怖を感じたり何かを決断することによって起こる変化を恐れてしまいがちな人におすすめな方法があります。どんなものかというと、、、その前に!個人的にすごく心を打たれた感動的なフレーズがあって、それは“決断に失敗はない”という言葉です。本文中の表現では「究極的に」という枕詞がついていますが、この一言にはすごく強くて頼もしい力を感じて、ぜひ座右の銘にしたいなと思うくらいにすごくかっこよくて心のメモに残しています。脱線しないうちにお話を戻しまして、このようにどんな決断をしたとしても(決断したことがうまくいってもいかなくても)失敗なんてものはなく、そこから収穫や学ぶ機会を得られたプロセスだというふうに捉えることがとても重要です。そこで、(そもそも「失敗」はないのですが)「決断」すなわち「変化」に対する恐怖を克服するためには、まず最初の一歩として「行動」してみることが必要だということです。自分が何かを「決断」したとき、怖がって何もせずズルズルと先延ばしにしているのと、その何かに向けて小さなことでもいいのでとにかく始める、つまり最初のアクションをしているときと、どちらがワクワクするかを考えてみると、きっと答えは後者という方が多いのではないかなと思います。そうして実行しているうちに恐怖が消えていき、小さな決断による小さな変化を楽しめるようになっていくと、未来はどんどん開かれていきます。実際に、自分がよくやっている方法の1つに「紙に書く」というファーストアクションがあります。「〇〇をする!」「〇〇を買う!」といった感じで、ふせんにその内容を書き残して、よく目に入る壁のところに貼っているのですが、それをクリアできたときに剥がしていく作業(ふせんいっぱいの壁がきれいになっていくの)が楽しいなと感じるので、自分にはこのやり方がすごく合っているような気もしています。また、別の例だと「Aちゃんに会いたいな」とか「Bさんとお話したいな」という気持ちが決まったらすぐに連絡をとるように意識しています。ものすごく単純な言い方をすると、何かしらの事情で断られることがあったとしても、思っているだけだと0の可能性は予定を聞いてみると50になります。そのくらい、するかしないかという「行動力」には差が生まれるということです。

最後に、「決断筋」のトレーニングとはまた違って、自分が「ほう!なるほど、すばらしい!!」と感銘を受けた内容についてご紹介します。ずばり、“「決断」には正しい「プロセス」がある”ということです。本の中では、その流れを7つのステップとして図で表されているのですが、ここでは説明を加えるものをいくつかを抜粋します。(全体図を見たい!知りたい!気になる!という方は、ぜひ読んでみてほしいなと思います。しつこいかもしれないですが、本当にすごくおすすめな本です♡)まず、〈ステップ1〉はワクワクするゴールを明確に設定することです。そもそも、はっきりとした「ゴール」がないことにはよい「決断」をすることはできず、「ゴール」があいまいだと「決断」も漠然としたものになってしまうのだそうです。決断に迷ったときに立ち返る目的こそがゴールであり、言葉や数字で具体的にイメージできるか、決断した先の未来を想像したときにニヤニヤしてしまうくらいの妄想ができるか、というのがポイントとなります。〈ステップ2〉で、判断基準となるものさしと崖っぷちライン(ここまではOK・これ以上は難しいといった条件)を決めたら、ここでやっと情報を集めていきます。これが〈ステップ3〉となるのですが、とりあえず情報収集のプロセスから始めてしまい、「う~ん・・・何を選べばいいんだろう?」と悩んでしまう人が多いと筆者は言います。「ゴール設定」や「ものさしとライン決め」のステップを無視して、目的や要点もなくただ情報収集を行うことはとても効率が悪く、必要のない情報まで集まってしまうため注意してほしいと喚起しています。また、情報は時間をかけて集めれば集めるほどよいというわけではなく、むしろ100%完全な情報の量と質を目指すよりはある程度のところで見切りをつけることも必要です。こうして集めた情報をもとに選び出された候補を〈ステップ4〉で比較・検討し、いよいよ決断します。(つまり、正しいプロセスの中で「決断」は〈ステップ5〉の段階となります。)そして、その「決断」に価値をもたせるのが〈ステップ6〉の「ファーストアクション」です。「行動」をともなうことで「決断」は初めて意味をもつことになる、ということです。ちなみに、本文の表現をそのまま借りると、“アクションをせず、頭の中にあるだけでは、それは「決断」ではなく「妄想」”だと強く言い切られていて、この言葉もすごく自分にはずっしりと重く響きました。ここまでのプロセスをたどると、あとは「結果」を受けて修正をかけていきます。実は、この〈ステップ7〉は全体の中で最後にして1番大事なところでもあり、「決断」をして「行動」をしてうまくいかなかったとしても、もう一度目的に向かって軌道修正をする、というプロセスを繰り返していくことが何よりも重要です。このようにしてまた新しい決断をするうちにいくつもの「決断」経験が積み重なり、間違った決断をすることなく、自分の思い描く人生に近づくことができるのだそうです。

 

久しぶりに、こんなにボリュームのある記事となりました。長すぎて読むのが疲れちゃった~という方がいたらちょっと申し訳ないですが、少しでもこの本のすてきなところがたくさんの人に伝わると嬉しいなと思います。(今回のシメは短めにしておこう、、、笑)

前回の【アニマル・クリップ】にて☆を押してくださった読者のみなさま、ブックマークをしてくださったyuki346905j1155さま、本当にありがとうございます。とっても励みになります♡

最後まで読んでくださって、ありがとうございました♪