さくぱんだの日常

さくぱんだの日常

日常のあれこれを振り返り、感じたことや考えたことを気ままに綴っています。

尾木ママイズム

こんばんは。さくぱんだです。

今日は、なんだか1日中ずっと身体が鉛のように重たくて、ほとんどベッドの上で横になっていました。「2日遅れの筋肉痛かな?」なんてことが頭をよぎりましたが、それにしてはちょっと違うかなぁとも感じて、頭やお腹もあんまり調子がよくない気がするので、たぶん気温差にやられてしまっているのかなと思います。今日は、借りていた本を3冊とも読み終えられたのが唯一よかったことです。明日は、本を返しに行くついでにお買い物をしようと考えています。というのも、ついに冷蔵庫の中の食材がほぼ無くなってしまって、さすがにこのままだとまずいな~(しっかり食事とるように気をつけよう!)という危機感に迫られています。最近気づいたことがあって、どうやらこのブログに「明日は〇〇をしよう」というふうに書くと、不思議と次の日にはやる気が出て実行できることが多いみたいです。頭や心の中を整理するだけじゃなくて、自分自身の行動をその通りに導いてくれる効果もあるとは!!と自分が1番びっくりしています。ちょっとしんどかったり、ネタ(?)が何もなかったりしても、ほんの少しでも記事を書くようにしたほうが自分にとってもっと良いことが起こるんだろうなという予感がしています。

 

さて、今回は「尾木ママ」こと教育評論家・尾木直樹先生の本を読んだ感想について書きます。余談になりますが、自分のお部屋にはテレビがないため(大変失礼なことを申しますと)尾木ママさんが今もバラエティや情報番組などでバリバリとご活躍されているかどうかは分からないのですが、この本からはすごく柔らかくてすてきな考え方の持ち主だなという印象を受けました。少し調べてみると、尾木ママさんは「叱らない」子育てという持論で一躍有名になり、著書を出版したり各地で講演を行ったりされているようです。ちなみに、これからお話する内容に関する本は尾木ママの「凹まない」生き方論』というタイトルです。

尾木ママの「凹まない」生き方論

尾木ママの「凹まない」生き方論

 

 この本は、本文の章をいくつか読み進めていく途中で、4回にわたって尾木ママさんのご家族について語られているコラムがあります。個人的には、本文の内容よりも胸にジーンとくるものがあって、「そんなことを乗り越えてきたんだ、、、」という衝撃を受けました。その背景を知ってから、あのニコニコとしたかわいい尾木ママの笑顔を思い浮かべると、本当にすごく強い方なんだなぁと尊敬にも似たような気持ちになります。

自分が勝手に名付けさせていただいた尾木ママイズム”の中で1番すばらしいなと感じたのは「ま、いっか♡」という言葉です。自己啓発やメンタルコントロール関連の著書などにはよく出てくるセリフだとは思うのですが、尾木ママ曰く“相手を「許す」といったオーバーなことではなく「物事にこだわらない」ということ”だそうです。また、こだわりをポイっと捨てることによって、“余計な時間や無駄なエネルギーを使わずに、気持ちを切り替えられる”というふうにも言っています。ごくごく当たり前のようでも、今の自分にとっては「なるほどなぁ~」としみじみ思うところがあります。そして、興味深いことに、尾木ママがこのような考え方をするようになったのは、なんと教員になってからなんだそうです!小さい頃はこだわりが強かった尾木ママ少年が、都内の公立中学校の先生として子どもたちに勉強を教える中で、「人には向き不向きが必ずある」「できないことや苦手なことがあってもいい」ということを、いろいろな個性を持った子どもたちがそれぞれに努力している姿から教えてもらったということです。このとき価値観が大きく変わったという表現もされていて、赤の他人である自分ですら、教員というお仕事はきっと尾木ママにとっての天職だったんだろうなと感じました。1つひとつを取り上げるのはちょっと大変そうだったので、、、かなり簡略化してしまいますが、これから自分が取り入れていきたいなと思っている尾木ママイズムの一部を簡単にご紹介します。1つは、「他人の欠点まで愛する」ことです。これは、明石家さんまさんを引き合いに出して、その鋭い観察眼とツッコミだけでなく出演者の欠点までも受け止めることで、エンターテインメントに変えてしまうという解説をされています。さんまさんのやり方がどうかという論点は横に置いておいて、、、本文では、“人間には誰にも欠点がある、完璧な人間はいない”からこそちょっと足りない部分もひっくるめて人を認める=欠点を愛することという内容になっています。もう1つは、「本当は全然大丈夫じゃない大丈夫」があることです。「大丈夫」という言葉は、自分も口癖のようについ使ってしまうことがよくあるのですが、大丈夫じゃないときに「大丈夫じゃないです。」と素直に言うことってすごく勇気がいるなぁと思って、尾木ママが書いていることにすごく共感しました。本文では、親子の間での「大丈夫」問題を取り上げていて、例えば、母親が「学校では大丈夫なの?」と聞いたとき、子どもはその言葉の裏に隠された母親の不安や期待を感じ取って、心配をかけまいと「大丈夫だよ!」と条件反射的に答えるので実際には学校でいじめに遭っていることに気づかないといったケースがあるということです。さらに、“「大丈夫?」という言葉はコミュニケーションでも何でもなく、(きっと大丈夫に違いないという)大人の自己満足に過ぎない”という強い主張もされています。そこで、尾木ママが提案しているのは、1つひとつ具体的に質問をすることです。これは、親子関係だけでなく他の全ての人間関係にも応用できる方法だなと考えています。個人的には、「大丈夫」という言葉って安心感みたいなものがあるように捉えていたのですが、そういう視点もあるのか!という発見でした。

 

なんだか、尾木ママを崇拝しているような言い方になってしまっているところもありますが、実は尾木ママさんの著書を読むのは今日が初めてです。教育や育児の関連本をじっくり読んだこともあまりないので、あくまでも自分の感想ということでまとめてみました。本文中の語尾がすべてオネェさんになっていて、脳内では尾木ママのままでずっと再生されるのがちょっと面白かったです。笑(※決してバカにしている 笑 ではないです。)

最後まで読んでくださって、ありがとうございました♪